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優れた営業リストを作成する方法|作成のポイントやおすすめのツールなども解説

営業ノウハウ 2022.09.20

営業に携わるのであれば、営業を効率よく進めるためのリスト作成をしたことがあるのではないでしょうか。しかし、自社ですでに顧客データがあったり、求めるリストが都合よく存在することは稀です。リスト作成のための作業に多くの時間をかけているのが実情でしょう。今回は、営業リストの基礎知識に加え作成方法やメリット、管理に適したツールまでご紹介します。

営業リストとは

営業リストとはその名の通り「営業活動をするためのリスト」です。リストを使うことでスピーディーに営業活動を進めることが可能です。

営業リストに記載される主な情報

  • 企業名
  • 住所
  • 電話番号
  • 代表者名
  • 部署
  • 担当者名
  • メールアドレス
  • 経営状態
  • 受注確度
  • 進捗状況

リストがなければ、顧客情報を1つ1つ調べなければなりません。営業リストは、営業活動を効率的に進めるうえで必要不可欠な存在です。

営業リストを作成するメリット

営業リストの作成は手間がかかるものですが、作成すれば大きなメリットが得られます。ここでは、営業リストを作成するメリットを解説します。

顧客情報の共有

営業リストがあれば、顧客情報を営業部門全体で共有できます。複数の営業担当者が同じ顧客に重複してアプローチするといったトラブルを回避することが可能です。

営業活動の効率化

営業リストを作成して、顧客情報を一覧で確認できるようにすれば、営業活動を効率化できます。電話やメールによるアプローチをスピーディーに行うことができ、リード獲得数アップにつながっていくでしょう。

受注件数の増加

営業リストを作成して確認できるようになれば、受注確度が高い顧客に優先的にアプローチすることで、受注件数を増やすことができます。また、受注確度の低い顧客へのアプローチに時間をかけてしまうといったリスクも回避することが可能です。

営業担当者の行動把握

営業リストの案件の進捗を確認すれば、営業担当者は次にやるべきことを把握できます。1人の営業担当者が複数の案件を同時進行している場合は、混乱してしまうことがなくなるでしょう。

営業リストの作成方法

営業リストを作成したいと考えても、その具体的な作成方法については分からないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、営業リストの具体的な作成方法について解説します。

インターネットで情報を取得

営業リスト作成のオーソドックスな方法として、インターネットで情報を取得する方法があります。

インターネット上に記載されている主な情報

  • 競合サイトに掲載している企業
  • 採用サイトに掲載している企業
  • 競合商材の事例に載っている企業
  • リスティング広告の実施企業

インターネット上からの情報では、成果につながるリスト作成が可能な一方、1件1件を手作業でリスト化することは手間がかかります。

営業リストを購入

比較的一般的な方法として、企業リストの販売会社から購入する方法があります。

代表的な企業リスト販売会社

  • 帝国データバンク
  • 東京商工リサーチ
  • ランドスケイプ社

リストを購入する最大のメリットは、手間を掛けず一気に大量のリストを入手できる点で、必要な分だけを購入できる点もメリットと言えます。

自社で保有している顧客情報を活用

過去の営業活動で交換した名刺情報や展示会やセミナーなどの来場者情報、過去のお問い合わせ情報なども営業リストになります。

過去に何らかの接点を持った企業は、少なくとも自社のことを知ってくれているため、そうでない企業よりも比較的アポや案件につながりやすいと言えます。

質の高い営業リストを作成するポイント

営業リストを作成する上では、質の高さを意識することも必要です。ここでは、質の高い営業リストを作成するためのポイントを解説します。

定期的に更新を行う

常に最新の情報が記載されていることは、良い営業リストの必須条件です。顧客先の住所や電話番号が古いままだった場合、営業関係者は自分で情報を調べなくてはならなくなり、労力と時間をとられることになります。リストの更新を適宜行い、情報の鮮度を保つことがリストの質を高めるうえで大切です。

ターゲット層を明確にする

ただ情報が羅列してあるだけでは、効率的な営業活動はできません。データから受注見込みの高いターゲットを絞り込むことが、営業リストの質を上げることにつながります。ターゲットを特定し適切なアプローチをすることが、受注獲得への近道です。

情報の重複を避ける

データの精度は後述するターゲットの絞り込みにも影響を及ぼすため、精度を高く保つ必要があります。同一顧客を別顧客として登録してしまったり、誤った情報を登録してしまったりすることを避けるためには、入力項目や入力規則を統一するなどデータを管理する環境を整えることが重要です。

営業リスト作成ツールを活用する

営業リスト作成ツールを活用することで、リスト作成業務を大幅に効率化できます。複数のデータベースを行き来したり、従業員が個別で管理するリストを確認したりする手間が省けるため、効率化に加えデータ活用も進みます。

営業リストツールのなかには、作成したツールをもとにメール配信を自動化する機能が備わったツールもあります。そのようなツールであれば「リード獲得後の営業活動に専念したい」という営業担当者にとって、リスト作成・メール配信が自動化でき、効率化に役立つでしょう。

おすすめの営業リスト作成ツール5選

営業リストを作成する際は、社内の実状に合ったツールを使用することがおすすめです。ここでは、おすすめの営業リスト作成ツールを5つ紹介します。

Musubu

Musubuは京都のスタートアップ、Baseconnect株式会社が提供するクラウド型企業情報データベースです。無料会員登録をすることで、登録後の1か月のみ30件の情報取得が可能です。利用件数に合わせてボリュームディスカウントが適用される料金形態のため、コストを押さえたい場合にはおすすめです。

  • 運営企業:Baseconnect株式会社
  • 提供企業件数:140万件以上
  • 価格:無料プランあり
  • 会員登録:必要

FUMA

FUMA(フーマ)とは、全国160万社の有力企業に限定した企業概要データベースを無料で何件でも閲覧できるサービスです。営業リスト・企業リスト提供サービスでありがちな会員登録も一切不要のため、ログイン不要で利用できます。

営業に必要な情報はすべて公開されているため、そのまま営業リストとしての活用が可能であり、早急に営業リストを作成したい場合にはおすすめです。

運営企業:株式会社Plainworks

提供企業件数:163万745件

価格:完全無料

会員登録:不要

GeAIne

GeAIne(ジーン)は、エッジテクノロジー株式会社が提供している営業リスト作成ツールです。RPAの技術を使って、新規顧客の獲得を効率化できることが大きな特徴です。受注確度の高いキーマンとの商談獲得が期待できるため、質の高い営業リストにこだわりたい場合はおすすめです。

運営企業:エッジテクノロジー株式会社

提供企業件数:-

価格:40000円~

会員登録:必要

Googleアラート

Googleアラートは、Googleアカウントさえ持っていれば利用できる完全無料の拡張ツールです。キーワードを設定しておくと最新情報をメールで知らせてくれます。営業リストを収集した後にAlert機能により最新の情報を加えていくことで、営業リストの質を向上させることができます。

情報の提供頻度なども、「その都度」「1日1回以下」「週1回以下」など調節することが可能なため、アラートの頻度に悩まされることもありません。

  • 運営企業:Google
  • 提供企業件数:-
  • 価格:完全無料
  • 会員登録:不要

BIZMAPS

BIZMAPSは、株式会社アイドマ・ホールディングスが提供する170万件以上の企業データを保有する国内最大級の企業検索サービスです。データベースは、月100件まで無料でダウンロード可能。追加分は1件あたり30円で購入が可能なため、安価に利用したい場合におすすめです。

  • 運営企業:株式会社アイドマ・ホールディングス
  • 提供企業件数:162万424社
  • 価格:無料プランあり
  • 会員登録:必要

まとめ

効率的な営業活動のためには、営業リストの作成が必須です。加えて、質の高い営業リストを作成することができれば、営業の効率化だけでなく売上向上を図ることもできるでしょう。

営業リストの作成にお困りの場合は、「Sales Drive」の活用もおすすめです。3,000社以上のビジネスパートナーとしての実績があり、訪問・架電済みの企業のみのデータベースであるため、商談獲得に必要な設計から実行までを一括で行い、商談までワンストップで獲得することが可能です。

また、営業に必要なレポート、人的リソース、ITツールがまとめてサービスパッケージ化されており、インサイドセールスに向けた課題解決策も提供可能です。ぜひ資料請求もしくはお問い合わせください。

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