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成果報酬型の営業代行を利用するメリットとは?費用相場や選び方なども解説

営業代行 2022.09.20

成果報酬型の営業代行に依頼すると、成果に応じた費用が発生するため、無駄なコストを削減できます。しかし商材に対する費用対効果を考えた場合、利益が残らないなどのデメリットもあるため注意が必要です。

成果報酬型の営業代行を利用する場合は、事前に報酬システムや特徴を理解したほうがよいでしょう。この記事では、成果報酬型の営業代行の概要やメリット・デメリット、費用相場について解説します。フリーランスの成果報酬型の営業代行も紹介します。ぜひ参考にしてください。

成果報酬型の営業代行とは

成果報酬型の営業代行とは、会社と契約時に成果地点の取り決めをして、成果を達成した分だけ報酬を支払うシステムです。

たとえばテレアポ代行会社であれば、テレアポで商談のアポイントが取れた件数に応じて料金を支払います。または商談から成約までをサポートする会社の場合は、成約に至った案件数に応じて料金を支払います。

成果報酬型の営業代行に依頼すると、成果が出ない場合は余計な料金が発生しないため、コストを最小限に抑えられる点が魅力です。

営業代行の費用相場

そもそも営業代行の費用相場には、成果報酬型と固定報酬型が存在します。ここでは、両者の費用相場について解説します。

成果報酬型の場合

成果報酬型の場合は、商談のアポイントまでを成果とする場合と成約をした時点で成果とする場合などがあります。たとえば以下のような報酬システムに応じた費用相場が考えられます。

  • 1アポイントの成果で1.5万円~5万円
  • 1成約で売上の30~50%

専門性や業務の難易度などにより、成果報酬の金額も異なります。

固定報酬型の場合

固定報酬型の営業代行の場合は、あらかじめ決められている月額費用を支払います。月額50万~70万円が相場で、成果報酬型との複合型もあります。複合型の場合は、25~30万が固定費としてかかり、それに加え成果報酬が別途必要です。

成果報酬型の営業代行のメリット・デメリット

成果報酬型の営業代行には、無駄なコストを抑えられる反面、費用対効果の低下や予算オーバーのリスクがあります。ここでは、成果報酬型の営業代行のメリットとデメリットを紹介します。

【メリット】無駄なコストを抑えられる

成果報酬型の営業代行は、成果が発生しなければ、費用もかからないため、無駄なコストを最低限に抑えられます。

成果の有無にかかわらず月額の費用がかかる固定報酬に比べると、成果がなかった月のコストを抑えられるため魅力的なシステムです。成果がないのに、固定費ばかりがかかるリスクを避けられます。

【デメリット】費用対効果の低下や予算オーバーのリスクがある

成果報酬型の営業代行の場合、商品やサービスの単価が低いと、固定報酬型よりも費用対効果が低下する可能性があります。また予想以上に多くの成果が出た場合は、予算をオーバーするリスクもあります。

成果報酬型のデメリットを避けるためには、商材の単価と成果報酬のバランスを考えて営業代行を依頼するとよいでしょう。または、依頼先に成果の上限を設けるように相談するのも1つの手段です。

成果報酬型の営業代行の選び方

成果報酬型の営業代行の選び方は次のとおりです。

  • 営業代行の強みを確認する
  • 営業内容を共有してもらえるか確認する
  • 成果の判定や料金が明確である会社を選ぶ
  • 提案が的確かどうかを確認する

それぞれについて詳しく解説します。

営業代行の強みを確認する

サービスを利用する前に、営業代行会社の得意な商材や専門分野、強みを確認しましょう。自社の商材や業種に関係する営業経験がある業者に依頼した方が、より営業を効率化できます。また始めは長期契約を結ばずに、複数の業者を試すようにしておくと、会社選定の失敗も防げるでしょう。

営業内容を共有してもらえるか確認する

営業代行会社に対して、営業内容を共有してもらえるかを確認することをおすすめします。成果報酬型の営業代行の場合、成果をあげるために強引な営業手法が使われるなどして、自社の営業方針に沿っていない場合もあります。

会社の評判を落としかねないため、営業内容を共有してもらい、適切な営業が行われているかを管理しましょう。また営業内容を共有してもらえると、自社の営業力アップのためのヒントになります。

成果の判定や料金が明確である会社を選ぶ

営業代行会社に問い合わせた際に、成果の着地点や、発生する料金について明確な回答を示した会社を選びましょう。

商材との費用対効果を加味して、営業代行で成果によるコストが発生しても利益が見込める場合は、依頼するとよいでしょう。料金システムが明確だと、成果が発生した際の料金トラブルも避けられます。

提案が的確かどうかを確認する

営業について顧客の要望を取り入れるだけではなく、実績を伸ばすための具体的な施策を提案してくれるかどうかを確認しましょう。リード獲得やテレアポ、商談など、営業のどのプロセスでどのような支援を受けられるのかを明確に提案してくれる会社を選ぶことをおすすめします。

フリーランスの成果報酬型の営業代行

営業活動の予算に限りがある場合は、フリーランスの営業代行を検討してみるのもよいでしょう。ここでは、フリーランスの成果報酬型の営業代行について詳しく解説します。

フリーランスにも営業代行の依頼が可能

営業代行は会社だけではなく、フリーランスにも依頼できます。フリーランスに依頼すると、会社に依頼するよりも比較的コストを抑えられる可能性があります。代行会社に依頼すると、予算オーバーする場合は、フリーランスへの依頼を検討してみるのも一案です。

フリーランスに依頼するメリット

フリーランスは個人の裁量で活動しているため、企業で働く営業代行よりも細かい点で融通が利きます。また金額調整についても柔軟に対応してくれる場合もあるため、代行会社よりもコストを抑えられる可能性も高いでしょう。

フリーランスに依頼するデメリット

フリーランスの営業代行はリソースが限られるため、大規模な営業活動には向きません。また資格を持つ必要がなく、スキルが未熟でも営業代行として活動できるため、優秀な人材を見分けることが難しいデメリットもあります。

フリーランスの営業代行に依頼する場合は、過去の営業実績をしっかりとヒアリングして依頼するようにしましょう。

成果報酬型の営業代行の向き不向き

成果報酬型の営業代行には向き不向きがあります。ここでは、成果報酬型の営業代行に向いている企業と向いていない企業の特徴について解説します。

成果報酬型の営業代行が向いている企業

成果報酬型の営業代行が向いている企業の特徴は、次のとおりです。

  • 説明するために専門知識を要しない商材を扱っている
  • 一時的に営業に力を入れて人材を増やしたいと考えている
  • 1件ごとの成約単価が高額な傾向にある
  • 営業代行のコストを抑えたいと考えている
  • 複数の代行サービスを利用しようと考えている
  • 繁忙期と閑散期がはっきりしていて営業のリソース配分を明確にできる

以上の特徴をもつ企業であれば、成果報酬型の営業代行で、コストを抑えたり、業務を効率化できたりする可能性があります。いずれかに当てはまる場合は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

成果報酬型の営業代行が向いていない企業

成果報酬型の営業代行が向かない企業の特徴は、次のとおりです。

  • 販売するために専門知識を要する商材を扱っている
  • 商材の売り方にこだわりを持っている
  • 商材の単価が低く成果報酬が発生した際に赤字になる
  • 顧客との関係性を重視している

専門性の高い商材は、成果報酬に関わらず営業代行サービス自体に不向きです。また会社の経営方針として、顧客との関係性を重視している場合も、不向きでしょう。自社の営業が顧客から厚い信頼を得ている場合は、既存顧客に対して営業代行を利用すると顧客満足度の低下につながる可能性があるため注意が必要です。

まとめ

成果報酬型の営業代行は、成果が出てはじめて費用が発生するため、無駄な費用がかかるリスクを抑えられる点が魅力です。しかし、成果報酬型の営業代行を利用する際は、メリットだけではなくデメリットも確認したほうがよいでしょう。商材の価格や性質によっては、成果報酬型の営業代行が向かない場合もあります。報酬システム以外にも実績やサービス内容もチェックしましょう。

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